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第三回 無理と無茶

  • 高坂剣友会
  • 2020年7月16日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年7月17日




時折熱が出てふらふらでも稽古に来る子がいる。


その熱心さは素晴らしいし、頑張る姿はうれしい面も確かにある。


少し風邪っぽいけど、稽古をすると治ってしまうと昔からよく言われてきたが、

なるほど、自分でもそういう経験は幾度とある。


多少の無理は自分の限界を超えていけるチャンスである。


稽古でも無理を承知でチャレンジして成功することで、自分を大きく成長させるきっかけとなる。


しかし、無理することと無茶することは違う。


無茶をして得るものは何もない。


熱でふらふらで稽古して倒れてしまっては元も子もない。


かといって無理をしないで出来る範囲のことばかりやっていると自分の限界点は伸びていかない。


指導者はその子の気質も含めてこのことを伝えなくてはならない。


この無理と無茶の塩梅が一番難しい。


これはお酒でも同じことが言える。


自分は酔っていない。


いやいや、まだまだ飲める。


しかし、翌日の頭痛と気怠さに、あぁ自分はまた無茶をしたのだといつも反省させられる。


無理と無茶を自覚できるために、子供たち以上に精進しなくてはならない。




 
 
 

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